温故知新と呪い
悩んだときは、古き場所に行くに限る。
という訳で、吉野ヶ里公園に古墳を見に行ってきた*1。
梅雨も明けたし、バイクに乗りたいし…で、思いつきなのだけど「古墳って教科書でしか見たことないなぁ…」と、進路を佐賀方面へ向けた。当然、思いつきで出かけたので、半帽にサンダル、短パン、タンクトップという不埒な格好だった。
炎天下の下でテコテコと走り、古墳の案内を見つけるたびに立ち寄っていったのだが、数箇所見てから我に返った…「古墳ってデカくて、空から見ないとただの丘じゃん…」。なので、そこからは吉野ヶ里公園にまっすぐ向かった。
公園の入り口
埋葬されている様子
カメを2つ合わせた形で埋葬するのは北九州独自のものらしい…
方形墳の中は、こんな感じに発掘時の状態を維持している
炎天下の中、ゆっくりと4kmほど歩き回り、帰途につく。日が暮れかけた帰り道、なんとなーく、バイクの様子が変だなぁ…と思っていたら、バホバホと咳き込む排気音が聞こえたと思ったのも束の間、すぐさま凶暴な音色に変わった…。
マフラーに穴が開いて直管になったなぁ…と、なるべく静かに帰ってきた。家について下を覗き込むと…折れてんじゃん…(涙。
また手痛い出費が…。不埒な格好で行った太古の呪いかも…(涙。
あと、最近読んだ本。猟奇殺人がテーマだけど、その中には日常にありそうな悪意が下地になっている。普通の日常の中の非日常であり、その一線を越えるかどうかは、些細な事なのだろう。気持ちよい物語ではないけど、少し考えさせられる物語だった…*2。
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