温故知新

  
最近に読んだ本

口語訳古事記 完全版

口語訳古事記 完全版

口語訳 古事記―神代篇 (文春文庫)

口語訳 古事記―神代篇 (文春文庫)

口語訳 古事記―人代篇 (文春文庫)

口語訳 古事記―人代篇 (文春文庫)

政治的な左右の思想はない。ただ単純に日本人のルーツを知るべき時期だと感じたので、まずは古事記から読んでみようと思った。古事記に関連する書籍も多く存在するが、本書を選んだのは読みやすいから。とにかく名前が覚えられないので、語部調の本書を選択しただけである。

本書の中身は、古事記を現代口語訳しているだけなので、特に説明する事ではない。ただ、これらのルーツを知っている人と知らない人の間には大きな溝が存在すると思う。高千穂にある天岩戸神社や、鳥取にある白兎海岸に興味を示さずに、海外の歴史的な遺跡を見学に行くのも腑に落ちない。孫子の言葉にある「不知彼、不知己、毎戦必敗。(相手も自己も知らなければ、必ず負ける)」という言葉の通り、まず自身の国を知り、他の国を知る事が大事な事であり、それらを知る事によって、現状を見直し、先の展望を図れるのではないだろうか。

これらと関連して、天皇陵関連の本を読んだ。

天皇陵の謎 (文春新書)

天皇陵の謎 (文春新書)

神社仏閣に隠された古代史の謎 (徳間文庫)

神社仏閣に隠された古代史の謎 (徳間文庫)

天皇陵の誕生(祥伝社新書268)

天皇陵の誕生(祥伝社新書268)

これらの本を併せて読むと、日本の社会科教育に問題があるように感じる。僕は、小学生の時に担任から60代までの天皇を覚えさせられた*1。正しかったのかは個々人の判断に因るのだけれど、少なくとも同窓会を行ったときは、やってくれて良かったという意見しかなかった。これは、小学校の社会科という授業の中で、政治的、思想的観念を抜きにした学術的な歴史を教わったからだと思う*2。今でも、海外の遺跡発掘で著名な日本人が居るけれど、国内の発掘は巻向遺跡以降目立ったものがない。国民の関心が低いのか、はたまたマスメディアが取り上げないだけなのか、考えられる原因は多々あるのだけど、もう少し関心を持っても良いと思う。
もしかすると、日本人の悪いところや良いところも見えてくるのではないだろうか?

*1:今、こんな事をしたら父兄に怒られそうだけど…

*2:これが、中学校や高校になると、個人の主義や思想が入ってくるので問題があると思う