「ウェブで学ぶ」を読んで 〜第1章 ウェブ進化が人生を増幅する(梅田望夫)〜

本来なら、何処かに出かけているはずなのだけど、土曜日に病院に行き、お風呂に入れない体になってしまったので、涼しい部屋に引き篭もり、ずーっと寝てた(笑。
布団の上で、睡魔と格闘しながら第1章を読み終えたので、また感想を綴っておく。
  
第1章を読み終えて一番強く感じたのは、人を凄く意識していて、ウェブがツールとして位置付けられているな…と言う事。これは、梅田さんの綴り方が変わったのか、はたまた僕自身の読み解き方が変わったのか、はっきりとは分からないのだけど、単純にそう感じた。「ウェブ進化論」や「ウェブ時代をゆく」の様に、読者を挑発している様な部分が少なくなり少し物足りなさを感じつつも、本で勉強するのがデファクトである自分としては大いなる驚異を感じさせられた。

まず、梅田さんの言う「志向性の共同体」という言葉。ウェブで良く言われるのは「嗜好性の共同体」であって、「志向性の共同体」を構築するのは、かなりの努力が必要になる。これが、輸入されるサービスと国産のサービスの大きな違い*1であると思う。正直なところ、「ウェブ時代をゆく」を読み終えた頃から、ウェブの限界を感じており、グローバルサービスと国内のローカルサービスの違いが何処にあるのか?そればかり考えている。おそらくその原因は。起業に対する投資環境や、言葉の限界もあるのだろうが、根底は教育にあるのだろうというのが僕なりの答えである。
日本は物質的に豊かで貧富の差が少ないとても良い国だと思う。それゆえに、物質的なサービスに依存し、物質的なサービスの限界がみえてくると閉塞感が強くなってしまう。ウェブのような仮想的なサービスに対する恐怖感が強く、それを排除する力が少なからず働いてしまっているのが現状ではないだろうか?

そのような環境の中で、本書はウェブを通じて「師」や「同志」を見つけ「志向性の共同体」を築き、個を磨くすることを促している。久しぶりに、少し胸が熱くなると同時に、もっと勉強しなくては…という意識が自分の中に芽生えてきた。
  

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

*1:最近は、Lang-8など国産サービスの中にもグローバルサービスを意識したものが多くあるので、だんだんと楽しくなってきているのだけど、絶対的に少ないのが現状であると思う。