試験を振り返る
はじめに
今日は技術士2次試験の日。午前2時間半、午後3時間半の長丁場で、合計5,400字の論文形式の試験である。父親も受験するので、実家から親子で受験会場である慶応大学日吉校舎へ向かった。
午前の部
午前の試験は一般的なもの。今回は非機能要求グレードに関する問題と、障害事例に関する問題の選択。非機能要求グレードを短時間で論ずるには経験不足であるため、障害事例に対して回答した。
結果的には時間配分を誤ってしまい、5行の空白スペースを開けてしまったのが悔やまれるのだが、自分の考えについては論ずることが出来たと思う。ただ、時間配分を誤っているので、論調がブレてないか心配である。(解答用紙3枚:1,800字)
午後の部
午後の試験は専門分野である。まず、技術に対する説明に関する問題を、以下の4問から3問選択する。
- Digital Signage(デジタルサイネージ)
- 実態関連モデル(ERM)
- クラウドコンピューティング(Public Cloud Computing)
- システム監査基準
僕は、実態関連モデル以外のものを選択した。書きながら、「Digital Signate(デジタルサイネージ:電子看板)」を「Digital Signature(デジタルシグニチャ:電子署名)」と読み間違えたことに気付く。がっかり…。(解答用紙3枚:1,800字)
次に、情報システムのセキュリティを確保する技術士の立場から、企業における情報システムのセキュリティ対策について論ずる問題。運用重視の視点から論じたものの、若干論調がブレていたように感じる。(解答用紙3枚:1,800字)
まとめ
ここ数年、技術的な知識を問う問題から、業務経験を問うような問題が多くなってきていると感じた。特に今年の試験では、非機能要求グレード、障害事例、セキュリティ対策など、情報システムに対する技術的措置だけでなく、利用者など人に対する措置(教育や調整など)を問われている様に思われる。結局のところ、情報システムを利用するのは人であり、様々なデータの先には必ず人がいる。このため、情報システムに対して技術的措置を施すことを前提に、利用者の利便性や感情を考慮した人に対する措置を施すことが必要不可欠であると感じた。
それにしても、振り返ってみると間違いが多いな…。また来年に向けて頑張ろうっと…。