仕事帰りに思うこと

僕のルーツを考えていた。
遺伝子的なルーツは江戸時代中期まで遡れるが、そのようなルーツではなく、僕の精神のルーツだ。自己が形成された原点は小中学校での地域社会にあることは解る。その骨幹に肉付けされた僕自身は、家族や友人、その後の地域社会に育まれているのだけど、骨幹が肉を纏う時の僕の意志は何処にあるのだろう?…ふとそんな事を考えた。
物事に執着する、諦めが悪い、シツコイ…まぁ、僕自身の悪いところでもあるのだけど、そんな自分が嫌いでないし、周りに迷惑をかけなければ良い事も多い。責任感が強いと綺麗事を言って言い訳をする気もないので、自己表現するとすれば粘着質なのではないだろうか。

ふとした映画の予告に目が止まる。

"我が運命を決めるのは我なり"
"我が魂を征するのは我なり"

とても気持ちが高ぶる語句であった。これらの言葉は、インビクタスhttp://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/)と言う映画の予告の中に登場する。実際は、イギリスの詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩の中に出てくるらしい。原文は以下の通り。

I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

この言葉とモーガン・フリーマンが演じるマンデラ氏を見ていた時に思い出すことが出来た。正直なところ、今さっき思い出したので、本エントリは備忘録がわりとも言える。
僕のルーツ、それは19歳に遡る。昨夏にエントリを書いたけど、19歳の時に大事な友人を失ったこと、そして、その後に観たドキュメンタリー映画”サラフィナの声”にある。サラフィナの声は、南アフリカの反アパルトヘイトを綴った映画であった。全国を回るミュージカル”サラフィナ”のドキュメンタリーで、登場人物たちが各々の想いを語り続ける。そして、それらの歌声に乗り力強いミュージカルが演じられる。その頃打ちひしがれていた僕は、登場人物たちの力強さと、彼女らが敬愛するネルソン・マンデラ氏の姿勢に救われた覚えがある。諦めないこと、そして正しい事をしていれば、必ず理解者が現れ意思は継がれていくということ。

なんとなくスッキリしたので、明日からも仕事に勤しもうと思う。年度末まで後2ヶ月…。僕は逃げない。