Ron's Backlog

奔放不覊

古代の出雲

 最近、お仕事の関係で、山陰地方を訪れる機会があります。少し前に出雲大社にお詣りする旅をし、その時に境港市にも足を延ばしました。正直なところ、水木先生の本は初めて読みました(アニメは見ていたのですが…)。

 

水木先生の視点で描かれている内容は、古代の出雲に着目されており、出身地だからこその視点と、古事記風土記などの文献、現地の取材等により、深い内容が書かれているものの、馴染みやすい漫画で示されています。

 

出雲の地と言えば出雲大社です。しかし、本書の中でも記されていますが、出雲國一宮は熊野大社だったりします。古事記の中では、八岐大蛇の退治や因幡の白兎など、多くの舞台が出雲近隣で繰り広げられるので、私自身は日本のルーツは出雲なのだと思っていました。最近やっと、九州の宗像や和歌山の熊野、信濃の諏訪など、地方の豪族(当時は豪族ではなく種族かもしれない)の時代があって、争いと会話の中で1つの国家を形成される様相を神格化(または神話化)しているのだろうということが実感できてきた気がします。

出雲地方では、須佐之男命による日本初のお宮である須我神社であったり、須佐之男命の終焉の地にある須佐神社など、古事記の登場人物を祀る神社だけでなく、それこそ縁のある神社が多々ありそうです。本当は半月くらいかけて回ってきたいところですが、なかなか難しいです。

 

須我神社

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須佐神社

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近いうちに出雲の旅記を…。