Ron's Backlog

奔放不覊

風車

2012年の締めは、さまざまな紐が繋がる日だった。凄く懐かしい紐…。
今日は陽が出てて暖かな日だったので、1ヶ月ぶりにRickmanを出した*1。なので、勇気を振り絞り憧れの店に向かう事にした。
店の前に美しいバイクが並んでいたTaro's。高校のそばの海岸線沿いにある喫茶店である。
  
海岸線を、海を眺めながら渋滞にはまっていると、後ろから心地よい集合管の音が近づいてくる。隣に並んだ時にチラ見をすると、20歳の頃憧れたバイクが並んでいた。バイト先のスタンドに一度だけ来てくれて、10分ほど立ち話をした人。スタンドの常連さんの先輩にあたる方のバイクで、当時のままで走っていた。すかさず、追いかけていったのだけど、途中で曲がってしまったので、諦めてお店へ向かう。
  
海岸線沿いにある小さな店で、いつか常連になろうと思い続けてきたお店。その中はこんな感じ。マスターに「写真撮っていいですか?」と聞くと、快く許してくれた。


  
店の中は写真の通り、カウンターと2人掛けの席が3つほど。店内は湘南ビーチFMが流れており、店の前に止めているバイクと、その先に広がる海を眺めながら、静かな時間を過ごせる。
  
暫くすると、店の前に先ほどの憧れのバイクが止まる。挨拶しながら店内に入ってきたので、思わず声をかけてみた。20年前のスタンドのバイトくんなど覚えてないと思いつつ…。
その後、バイクの話を長々とし、車検にだす店も紹介してもらい、なんだか夢のような時間が過ぎていった。

  
サリーズという名前を覚えていた。娘の名前とのことで、その名残がタンクに残っている。

娘さんがディズニーのアリエルが好きだったそうで、小さな頃バイクに乗せるために描いたとの事。しかも、このタンクはレアもので、幻の19リットルのタンク(通常は17リットル)で、それを惜しげも無く娘のために塗り替えちゃってるところがスゴイ人だと思う。とても親切な人で、自宅まで教えていただき、毎週居るから遊びにこい…と誘っていただいた。社交辞令かもしれないけど、毎週行くぞ…。
  
2012年は、いろいろとあった年だった。哀しい年でもあったけど、最後の最後に良い事があった。
この調子で、来年も走っていこうと思う。という訳で、みなさん、今年はいろいろとありがとうございました。これに懲りず、来年もよろしくお願いします。

*1:乗らなかったのは、仕事と雨に祟られてたためで、寒いせいではない。