プラ・バロック

プラ・バロック (光文社文庫)

プラ・バロック (光文社文庫)

機捜隊に属する女性捜査官が主人公の物語。集団自殺と通り魔殺人がリンクするミステリである。日本人が持つ孤独感やネットを通じた緩い関係が登場人物たちの個性を飾っていて、全体的に悲壮感が漂う暗い感じの物語になっている。ただ、主人公の言う言葉が力強く、”いけるところまで歩くだけ。仕事をして、子どもを育て、生が終わるまで、生きる。”というセリフにはグッとくるものがあった。”楽ではないけど、幸せよ。”、こんなセリフを自然に言える人になりたい。