初夢と不安と葛藤と

初夢は楽しい夢だったんだろうか?
思い出してみると、初夢にロクな夢を見た事がない気がする…
という訳で、まずは今年の初夢の話

部屋の中で僕は独り立っている。
ホワイトボードと黒板がある、オフィスなのか教室なのか判断がつかない部屋だ。部屋の中を見回し、机の形から教室らしいことが解る。
「どこの教室だろう?」と僕は頭を捻り、記憶を辿ってみるけれど、どうにも思い出すことができない。教室の雰囲気は中学や高校なのだけど、ホワイトボードに書かれている内容は離散数学なので、どうやら大学なのかもしれない。とりあえず、教室から外に出て廊下を歩いてみる。廊下の窓から見下ろす風景は、眼下に江ノ電と海が広がっているので高校時代のものだと思う*1。暫くすると、黒い顔*2をした人が近寄ってきて、僕に話しかけてきた。
「次のミーティングは、第8会議室だから。10分後には始まるよ」
彼は僕にそう伝えると足早に立ち去った。
  
教室の時計を確認し、第8会議室に向かっていく。高校時代の音楽室に当たる場所のようなので、記憶を頼りに進んで行った。第8会議室は、1階の隅にあり、日が当たらない薄暗い教室である。冬のせいか窓から微かに陽の光が差し込み、誇りが舞っているのを綺麗に映し出していた。
舞っている誇りに見とれていると、突然チャイムが鳴り響き、スピーカーから放送が流れてきた。そこから聞こえてきたのは、嘲りと罵倒、そして陰口。耳を塞いでも、指の間をすり抜けて耳の中に入ってくる。そして、それらのノイズは僕の中に澱の様に淀み蓄積されていくのが解る。
「ごめんなさい…」
僕は呟く。ただただ勘弁して欲しかっただけだった。口から出た言葉が謝罪の言葉であったことに自ら驚き涙がこぼれ出る。後から響き渡るノイズに僕は頭を抱えながらうずくまり、しきりに謝る…。
  
「もう嫌だ…」
そう思ったとき、ふと肩を叩かれた。
振り向くと、見たことのない女の子が立っていた。可愛いわけではないのだけれど、愛嬌のある雰囲気があり、笑顔でこっちを見て立っている。
彼女は笑顔のまま「無理しなくていいんだよ」と右手を差し出した。
涙目のまま、彼女の笑顔を暫く見つめた後、右手に視線を落とした。彼女の右手に握られていたものを受け取り、暫く天井を見上げた。
「To be, or not to be, that is the question.」という言葉が頭を過ぎり、彼女から受け取った木製バットを、右手で強く握り締める。
「さぁ、行こうか…」
僕は独り呟き、廊下を出て目的の教室に向かう。

ここで目が覚めた。時計を見ると明け方の5時前だった。辺りは暗く冷え込んでいたものの、寝汗をビッショリとかいていた。目には涙の後が残っており、鼻も詰まっていたので、トイレに行ってティッシュで顔を拭い、また布団の中に潜り込んだ。暫く興奮していたものの、目を瞑り、深呼吸しているうちに記憶がなくなり、気付いたときは昼近くであった…。
そんな初夢。今年も孤軍奮闘の予感満載である(笑。結局、人生は自分との戦いなのだと、初夢から教えられ、今日も心身的に不安定なまま一日を過ごした。でも、やるしかないし、やらなければ去るしかない。去ると言う手も頭の片隅に残しつつ、明日から頑張っていこうと思う。
  
こんな生業が何時まで続くのか、不安に混じった2010年の幕開け。昨日は自信を鼓舞するためにも強気なエントリを書いたけど、どうなることやら(笑。
人は誰しもが不安や葛藤と向かい合いながら生活していると思う。少なからず、今の状態から一歩でも前に出ていけるように前向きに生きて行きたい。
やれやれ。面倒くさいことは多いけど、頑張っていくことにしよう。
初志貫徹。2010年の目標に少しでも近づいて行くよう努力する。

*1:正確に記すと、江ノ電と海が見えるのは教室の窓から。北側の廊下の窓からは高級住宅街しか見ることができない…。

*2:顔を思い出せないだけ…