Ron's Backlog

奔放不覊

任せる事、そして幅広く考える

  
今週は仕事が予想以上に進んだ
今までは、ある程度考えさせたら、自分でやってしまえば良いと思っていたから
その方が気持ち的には楽である
忙しくても、自分のペースで、思い通りに仕事が進む
時間配分も自分次第
  
でも、それでは下は育たない
ちょっと心を鬼にして仕事を任せてみた
ダメなら、土日に僕がフォローすれば良いかな?と考えもあったのだが・・・
  
テーマは2つ

  • 開発環境に慣れること(新しい環境のクセに慣れること)
  • データベースに慣れること(解らない事を調べるテクニックを身に付ける)

  
正直なところ、難しいなーと思ってた
フォローが効かなかった時のプランを考え、フォロー時間を確保するために自分の仕事を進めた
すると、今日までに設定した最低ラインは昨日クリアし、目標ラインも今日クリアした
ここまでは予想してなかった・・・(嬉
先日のインストラクターの件と言い、会議や回覧でのコメントと言い、ちょっと侮ってた事を後悔している
おかげで、自分の時間を確保でき、様々な事を考えることが出来た一週間だった
  
  
と思っていたところ、koichiroさんからトラックバックを頂いた

koichiroの日記〜Land of Hope and Dreams〜
仮説は棄却される=反証が出てくる可能性が高いという前提で仮説を立てると、仮説は一つでは済まなくなる。仮説というのは、問題をさまざまな角度から見て、複数の原因の候補にもとづいて、複数の仮説を立てておいた方がいい。
(−−− 中 略 −−−)
それはともかく、仮説の検証に話を戻すと、問題の原因を複数想定するというのは気が滅入るし、その検証方法をそれぞれ考えなければならず面倒なことなのだ。しかし、こうやって複数の仮説を立てるくらいのパラノイアでなければ、イノベーティブな仕事はできないだろう。楽天パラノイアだけが生き残るのだ。

  
僕は大事な点が2点あると考えている

  1. 楽観的に良いと思われる仮設を、たくさん立てておくこと
    • イメージ的にはKJ法*1でのアイデア出しに近い状態に持っていけたら面白そう
    • 仮説を立てるときは基本的に楽しいので、このときにチームの意識統一が図れる
  2. 反証があった場合に記録を残しておく
    • 上手くいくことを記録に残すのは難しいが、反証があった場合は記録に残しやすい(失敗データベース)
    • 同様の仮説があった場合は、記録を頼りに同じ轍を踏まなくても済む

  
細かく書くと、まだまだ出てくるのだが、大まかに上記の2点がメリットだろう
うーん、順番を変えるだけでも、幅が広がるものだなぁ・・・
  
僕に足りなかったものは、視点を変える事と人に任せる事
それを気付かせてくれる1週間だった
忙しかったけど、とても得るものが大きかったな

*1:川喜田先生の御冥福をお祈りいたします。http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20090709-OYT1T00663.htm