リッチマン登場
バイクが納車されました。FBではリッチマンと改名されそうな気配がありますが、なかなか楽しいバイクに仕上がってました。
さっそく、グダグダと走り回ってきました。
簡単な感想だけ…。
【良いところ】
- 750ccの割には、取り回しが軽い
- 低回転からでも加速してくれる(前がRZなので、感覚がおかしいかもしれないけど…)
- 音がいい(この辺は好みの問題でもある)
- よく止まる(思ったよりもブレーキがいい。プアかな…と思ってたけど充分な感じ)
【悪いところ】
- シートが疲れる(アンコ抜き去れてるせいか、はたまた体重があるせいか…)
- シフトペダルが近い感じ(足が大きいので、ブーツだと入らないかも…。ポジションは少しずつ変えてみるんだな…)
- 少し足が固い気がする(路面をよく拾う。もう少ししなやかな方が好みかも。取り回しとのバランスの問題かも…)
途中、渋滞や休憩を入れて、250kmほどの走行。まぁ、楽しいです。途中でヒューズを飛ばしてしまう初歩的なミスをやらかしました。少なからず最低限の予備部品は持ち歩かないと…FBで幼なじみに指摘されているように、旧いものに乗るという意識が足りないのだと反省しています。
ただ、久しぶりに乗ると楽しい。帰ってから、お風呂に入って心地よい疲れに浸っているところ。昔、キリンの18巻の最後に「THE ONE DAY」という読み切りがあります。その主人公が、お風呂に浸かりアクセルを吹かすポーズで「ぶん!」というシーンがあるのだけれど、そんな感じでした。乗り続ける事、車やバイクでなければ、好きな事を続ける事は、凄く大事なのだと思います。僕は諸般の事情があり、色々な事を止めてしまいましたが、改めて始めると何もかもが充実してきています。好きな事は諦めないで続けてほしいなぁ…と、誰にとかは無いけれど、そう思う次第です。
- 作者: 東本昌平
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 1999/03
- メディア: コミック
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リターンライダー
バイクに乗るきっかけは、中学生のときの些細な口論だった。確か「車が速いか?」「バイクが速いか?」そんな些細な事だったと思う。
16歳で免許を取得*1し、友達に借りたり、自分で買ったり、チョロチョロと乗り回していた。大学の時も、ほとんどバイクで通学し、天気が良ければ箱根や伊豆に足を伸ばす日々を送っていた。
結局のところ、僕は就職して早くに結婚し、子供も産まれたので、車もバイクも降りてしまい、日々仕事に明け暮れていたのだけれど、やっぱり好きなものを我慢するのは心のどこかに澱が溜まっていき、妄想を膨らましていく。年が流れ、40歳を越え、子供たちが自分の友達と遊びだすのと同時に、自分がこの先の人生で何を大事にするのか?という漠然とした不安に追い立てられていたようにも思う。
そんな中、2年半前に買った相棒のスクーター。
福岡に居る間は、彼に多くの場所に連れて行ってもらった。門司や大分を始め、長崎や熊本、霧島、高千穂、阿蘇、天草、鹿児島…。とても良い体験をくれた。この年で1日400km以上のツーリングが出来ると思っていなかった。
ただ、阿蘇に行くと多くのライダーが居て、多くのバイクが集まっている。やはり大きなのが欲しいなぁ…と思うし、好きなバイクに乗りたいなぁ…という気持ちが強くなってくる。
で、2年近く考え続け、リターンする事に決め、新しい伴侶を決めました。
このバイクはRickmanと言います。エンジンはホンダの750ccです。正確に言うと、イギリスのバックヤードビルダーであるRickmanのフレーム(ボディ)に、日本のホンダのCB750Fourのエンジンを載せているバイクです。車検証を見ると車名・型式が「不明」、年式(初年度登録)は平成22年なので、ヨーロッパから個人輸入されたものだと思うのだけど、だいたい1980年前後のバイクなのだろうと思う。
出会いは、↓の雑誌でした。
Zeppan BIKES Volume11 (絶版バイクス11) 2012年 08月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: バイクブロス
- 発売日: 2012/07/20
- メディア: 雑誌
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オンラインショッピングが普及したとはいえ、中古車を買うのは少し不安だったんだけど、ほとんどメールで用事が済み*2、メールに添付されて整備状況の写真を送ってきてくれる。こんなに安心感を与えてくれる事は無いです。
先日車検証の写しが届き、大分の保険屋さんに無理をしてもらい、あとはバイクが来るのを待つのみ*3です。FBにも書いたけど、自分の趣味にもたくさんの人に助けてもらっているのだな…と痛感しています。
そうそう。数年前にバイク屋さんに行った時に店員さんとお話をしたことがあります。バイクの全盛期というと1990年前後になるんだけど、2008年頃の市場は全盛期の10%程度みたいです。確かにバイクに乗ってた年代はサラリーマンになり、生活に追われ、なかなか乗れないし、買えないだろうと思います。僕もそうでしたし…。バイク屋さんに居るのも30歳後半以上の方ばかりで、若い子は見向きもしないようです。確かに教習所もおっさんばかりでしたし(笑。子供の手が離れ、バイクに再び乗り出す人たちの事をリターンライダーと言うそうです。ま、出戻りみたいなもんですけどね(笑。
僕が高校生の頃から買い続けているマンガにキリンというのがあります。まだ連載されていて続いており、先日は映画にもなりました。DVDが出たので買いましたが(笑。バイクに乗り続ける事に限らず、何か(形みたいなもの)を続けるのは大変な事だと思います。ただ、老後の楽しみを確保するためにも乗り続けていきたいと思います。再びこちら側へ…。
キリン POINT OF NO-RETURN! PREMIUM EDITION (3枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: インターフィルム
- 発売日: 2012/11/02
- メディア: DVD
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都市伝説4
- 作者: 関暁夫
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ネタ本です。なんで読んだかと言えば、地震と種の話があったから…。地震のネタはさておき、種のネタは興味深い事実である。ただし、本書に書かれている事は憶測に過ぎないけど。この手の本をバカにする人も多いけど、憶測に過ぎない事でも理路整然とストーリーとして仕立てる事は大事な事だと思う。仕事では特に必要で、仕事のストーリーを頭の中で整理しておけば、必然的に手戻り等のリスクも下がっていく。どんな事も憶測や想像から始まり、それを実現していくのだから。
そのような視点で読めば、この手の本もとても楽しめる。
プライド
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/08/27
- メディア: 文庫
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ハゲタカやマグマなど、社会的なテーマが多い真山仁さんの本。本書は「プライド」をテーマにした7つの短編集になっている。
- 「一俵の重み」
- 「医は」
- 「絹の道」
- 「プライド」
- 「暴言大臣」
- 「ミツバチが消えた夏」
- 「歴史的瞬間」
中でも「一俵の重み」と「ミツバチが消えた夏」は面白いと感じた。個々を取り巻く環境や理不尽な要求を壊しながら、自分の信じる道を進み続けるのは素敵に思える。自分が、キチンとできているか振り返る時間を設けなきゃなぁ…。
これからの日本的思考法
- 作者: 川口淳一郎
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2011/02/04
- メディア: 単行本
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- 作者: 川口淳一郎
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2012/05/12
- メディア: 単行本
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「はやぶさ」プロジェクトのPMである川口氏の本。いろいろな事が書かれているが、正直なところ目新しいものは無い。しかしながら、日本式なマネジメント手法として参考になる点は多く、特に大企業に勤める人にはお勧めだと思う。
いろいろ書きたいが、正直なところ物足りないかも…。
見えない大事な事
- 作者: ジョン・マコーミック,長尾高弘
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/07/19
- メディア: 単行本
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インターネットが公共インフラに近い形となってきている。大規模災害にも強く、行政が広報や意見収集としても使用している。オンラインショッピングも日常的だし、日常の生活行動も記録し公開している。そんなインターネットのコンテンツだけでなく、日々の生活を取り巻くコンピュータの中核をなす仕組みを分かりやすく説明した本であった。
**1.はじめに
本書は、専門書に近い本なのかもしれないが、例を使って説明しているので、専門知識が無くてもコアとなっている技術が分かると思う。私は90年代前半に情報数理学をかじったので、比較的読みやすく感じたのだけど、もしかすると難しい内容なのかも…。
**2.本書の構成
本書の構成は以下のようになっている。
+第1章:イントロダクション
+第2章:検索エンジンのインデクシング
+第3章:ページランク
+第4章:公開鍵暗号法
+第5章:誤り訂正符号
+第6章:パターン認識
+第7章:データ圧縮
+第8章:データベース
+第9章:デジタル署名
+第10章:決定不能性とはなにか
+第11章:まとめ
**3.おすすめのポイント
コンピュータ、特にインターネットに関連する技術が選択されていると思われる。この中でも普遍性が高い技術がデータベースとネットワーク(特にTCP/IP)。また、検索技術やランキングの仕組みだけでなく、信頼性を含めた内容である。それぞれの技術に対する歴史的な流れを含めて書かれているので、ネタ的にも面白いと思う。
**4.最後に
うーん。正直なところ、良書だけど、この手のほんの中で最良である…というポイントは判断できない。本来であれば、特化している箇所があって、〜の部分だけでも読む価値がある…という点があるのだけど、本書だけは全体的に中の上となっており特化している部分をチョイスしにくいと感じた。このため、長期的に読む本ではなく、期間を決め短期間(3日程度)でじっくりと読む事をお勧めする。